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PG19 紅葉橿鳥図
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荒木十畝
絹本肉筆彩色 牙軸 生ぶ三段本表装 桐共箱
画:1164mm×413mm 表装2077mm×532mm (軸先含まず)
¥260,000
Juppo Arakii.
1872〜1944
荒木十畝は、本名、朝長悌二郎で、明治5年に長崎の大村で生れました。1892年に上京して荒木寛畝に師事して翌年には、画才を認められて養子になりました。すぐに才能は開花し、1903年には内国勧業博覧会で褒状、翌年のセントルイス万博では銀牌を受けました。その後も文展の審査員を勤め、帝国芸術院会員に推挙され官展の重鎮として活躍しました。主に花鳥画を得意とし、当時は横山大観と並び称されるほどの人気画家でした。この絵は、晩秋の頃、庭のモミジに留まったカケスを描いています。素晴らしい筆さばきで墨を使って手早く描かれたモミジの木と枝、それに紅葉した葉を添えています。鳥も素早い筆致で描かれ、その柔らかな羽毛を見事に表現しています。鳴いている様子も枝に掴まった所も生命感と存在感があり、構図も良く、十畝の高い画力が感じられます。





