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PE6 秋景山寺図
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狩野山雪
紙本肉筆水墨 牙軸 時代三段本表装 桐時代箱 江戸時代初期 大倉好斎極札付
画:897mm×331mm 軸:1772mm×351mm(軸先含まず)
¥240,000
Sansetsu Kanou
Early Edo period (1590〜1651)
狩野山雪は、狩野永徳の門人あった京狩野の巨匠山楽の婿養子でその後継者です。九州肥前の国の生まれでその才能を買われ内弟子となり、山楽の娘である竹と結婚しました。山雪は絵の才能はもとより、絵画史や技法の造詣も深く、弟子の狩野永納が著した「本朝画史」は山雪の草稿を基にしたものであることは有名です。この絵は、室町水墨画を思わせる筆致で、山上にある寺の夜景を抒情豊かに描いています。筆さばきは狩野派というよりは雪舟を思わせるもので、深々とした山々、静かな夜の時間の経過とその空気感を、上方の月を添えることで見事に表現しています。山雪の技量と教養を伺うことのできる名作です。
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