top of page
PE016 渓山重翠
奥谷秋石
紙本肉筆墨淡彩 牙軸 生ぶ一段丸表装 桐共箱
画:1794mm×401mm 軸:2224mm×539mm(軸先含まず)
¥110,000
Shuseki Okutani
1871〜1936
奥谷秋石は明治4年に大阪で生まれました。森寛斎に絵を学び、橋本雅邦、川端玉章が主催する青年絵画協会や日本絵画協会に出品して受賞を重ね、京都画壇で知られる存在となりました。画風は寛斎譲りの西洋風の近代的な中に、東洋風な要素を加えたもので、独特の境地を築きました。この絵は、北宋絵画を思わせる壮大な山水画で、仔細に観ると素早い筆致で岩肌や樹木が描かれています。霞や川の流れには独特の遠近法が用いられていて、寛斎の影響をうかがわせます。秋石の作風や個性が発揮された代表的な作品で、壮大な空気感は流石です。
bottom of page