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JT872 三光五輪塔透鐔
無銘:応仁
鉄地丸形 丸耳 室町初期
85.5mm×85.0mm×耳2.4mm(切羽台2.8mm)
上製桐箱入落込済
保存刀装具鑑定書付
売却済
Ohnin. Design of sun, moon, star and tombstone.
Early Muromachi period.
応仁鐔は、古刀匠鐔を土台にして、その周りに舶来品であった真鍮を象嵌したことが起源とされています。真鍮の伝来が応仁頃であったということでこの名称が付けられました。その真偽は定かではありませんが、その味わい深い時代感と雰囲気は江戸時代以降の愛好家の蒐集の対象にされてきました。応仁鐔は数多く残されていますが、ほとんどが小さく、さらに小柄櫃が開けられていて、平凡な透かしが一般的です。この鐔は、点象嵌は四列ですが、太陽、月と星を表す「三光」と、墓標である五輪塔を透かしています。大変珍しい透かしであるばかりか、時の流れと盛者必衰を表現していて、深みもあります。真鍮の脱落もほとんどなく名作です。
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