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JT728 影蝶透波唐草図鐔
銘:武門暇製之 天常
素銅地長丸形鉄土手耳金色絵銀象嵌 丸耳 江戸時代末期
87.7mm×78.7mm×耳6.3mm(切羽台5.2mm)
上製桐箱入落込済
「天常」として保存刀装具鑑定書付
¥400,000
Amatsune Chisokutei. Design of butterfly, wave and arabesque.
Late Edo period
NBTHK Hozon Tosogu Certificate as "Amatsune".
知足亭天常は、志水五代茂永の門人で、「武門暇製之」や「代藩騎士」の銘があることから八代松井家の家臣で、しかも高禄であったことがわかります。活躍期は茂永と同じ天保頃と思われます。この鐔は素銅の下地に土手耳状の鉄の環を嵌め、平地には鋤下げ彫で泥波を表現し、影蝶を透かし、透かし際には金色絵を施しています。鉄の耳には唐草を銀象嵌で表していて、手の込んだ入念な作品に仕上げています。かなり大ぶりの鐔で作者のたぎる創作意欲が見て取れます。銘は「武門暇製之 天常」と、やや味のある書体で切っています。普段、知足亭の銘は流暢な鏨使いですが、この鐔は特別な思いがあったことがうかがわれます。知足亭で、このような大作は稀で、しかも得難い名作です。
![知足亭波-1.jpg](https://static.wixstatic.com/media/265378_c84abbe511d140d1bf69026a0af77e08~mv2.jpg/v1/fill/w_592,h_593,al_c,q_80,usm_0.66_1.00_0.01,enc_auto/%E7%9F%A5%E8%B6%B3%E4%BA%AD%E6%B3%A2-1.jpg)
![知足亭波-2.jpg](https://static.wixstatic.com/media/265378_dc30fb64d0884087b7c0a2f2154236b9~mv2.jpg/v1/fill/w_106,h_100,al_c,q_80,usm_0.66_1.00_0.01,blur_2,enc_auto/%E7%9F%A5%E8%B6%B3%E4%BA%AD%E6%B3%A2-2.jpg)
![知足亭波-3.jpg](https://static.wixstatic.com/media/265378_022e34784dcc49a88f5858fa345c4070~mv2.jpg/v1/fill/w_111,h_158,al_c,q_80,usm_0.66_1.00_0.01,blur_2,enc_auto/%E7%9F%A5%E8%B6%B3%E4%BA%AD%E6%B3%A2-3.jpg)
![知足亭波-4.jpg](https://static.wixstatic.com/media/265378_818dac1de54740c9a4a2afa11d85763c~mv2.jpg/v1/fill/w_114,h_83,al_c,q_80,usm_0.66_1.00_0.01,blur_2,enc_auto/%E7%9F%A5%E8%B6%B3%E4%BA%AD%E6%B3%A2-4.jpg)
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