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JT472 若草花菱透鐔
無銘:林五代又平
鉄地長丸形 丸耳 江戸末期
75.1mm×72.5mm×耳4.4mm (切羽台4.8mm)
上製桐箱入落込済
「林・神吉」(伊藤満著)所載
¥250,000
Matahei Hayashi.
Design of young grass and hanabishi emblem.
Late Edo period.
Published in "WORKS OF HAYASHI・KAMIYOSHI" by Mitsuru Ito.
林又平は明和7年(1770)に名門林家の五代として生まれ、文政6年(1823)に54歳で亡くなっています。四代平蔵は病弱でしたので林家の伝統技術が神吉家に引き継がれました。これに発奮してか、又平には三代藤八を思わせるような意欲的な作品が多く残されています。「林・神吉」の解説では「端正な形、謹直な透かしであるが、切羽台の刻印から作者は又平であることがわかる。すべてが対称で正しく、透かしにも柔らかみがあり、一見、平凡であるが渾身の気合を込めて造られている。又平の傑作である。また、三代藤八にはこのような細い透かしは稀である。」とあります。
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