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JT1546 龍図鐔

 

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無銘:二代志水甚五郎作 

鉄地長丸形銀布目象嵌 角耳小肉 江戸中期

72.3mm×68.7mm×耳4.8mm(切羽台4.4mm)

上製桐箱入落込済

「無銘甚五」として保存刀装具鑑定書付

 

¥470,000

 

Jingoro Shimizu the 2nd. Design of dragon.

Middle Edo period

NBTHK Hozon Certificate as “Mumei Jingo”.

 

志水二代甚五は、元和六年(1620)の生まれで宝永七年(1710)に91歳で没したことが志水家に残された位牌から判明しています。初代の仁兵衛とは55年間の間、共に生活したことから、最初は初代の影響を強く受けていましたが、やがて初代とは違った、やや優しく整った個性を発揮した作品を作るようになりました。残された作品はすべて無銘です。この鐔は、初代に見られる龍のデザインを、二代なりに発展させたもので、二代ならではの雰囲気を持っています。初代の龍は木瓜形ですが、これは整った長丸形に造っています。細く鋭い初代の龍の顔つきとは違い、やや丸味を帯びた柔和な表情になっています。耳から切羽台に向けての変化のある肉置きは、初代の影響が感じられますが、耳際に線彫りで小縁を付けていることで、整ったように見せている所は二代の個性を感じさせます。また、輝くような素晴らしい鉄色、味わい深い銀の布目象嵌は魅力的で、二代甚五の個性が発揮された名作です。

肥後鐔二代志水甚五郎作, Higo tsuba Jingoro Shimizu the 2nd
肥後鐔二代志水甚五郎作, Higo tsuba Jingoro Shimizu the 2nd
肥後鐔二代志水甚五郎作, Higo tsuba Jingoro Shimizu the 2nd
肥後鐔二代志水甚五郎作, Higo tsuba Jingoro Shimizu the 2nd
肥後鐔二代志水甚五郎作, Higo tsuba Jingoro Shimizu the 2nd
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