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JT1473 四方破扇透鐔

 

NEW

無銘:林二代重光

鉄地お多福木瓜形 角耳小肉 江戸時代前期

83.3mm×83.0mm×耳5.0mm(切羽台5.2mm)

上製桐箱入落込済

「林」として保存刀装具鑑定書付

¥370,000

 

Shigemitsu Hayashi the second. Design of four broken fans.

Early Edo period.

NBTHK Hozon Tosogu Certificate as “Hayashi”. 

 

林重光は、名工又七の子息として​寛文七年(1667)に生まれて延享元年(1744)に没しています。制作時期は元禄から享保の頃で江戸文化が花咲いた時代と重なっています。「肥後金工録」には「概ね初代の掟に依るとはいえども至って雅趣あり。ゆえに精密の作ものは寧ろ乏し」とあり、又七や藤八とは違って侘茶の影響を受けた、やや歪みのある味わい深い作品を作りました。この鐔は、肥後鐔独特のお多福木瓜形で、四方に破れ扇、上下と両櫃は若葉で構成しています。一見、平坦な肉置きで、尾張透や正阿弥にも見えますが、切羽台が耳より厚くなっていることや切羽台がフラットであること、また、この図は「神吉鐔絵本」にも記載があり、林の作品であることがわかります。古典的な破れ扇の図を用いていますが、アレンジを加え、微妙な動きと変化を持たせているのは重光ならではの感覚です。大きさもあり、鉄色や保存状態も良く、愛蔵に足る名作です。

肥後金工 四方破扇透鐔  無銘:林二代重光, Higo tsuba
肥後金工 四方破扇透鐔  無銘:林二代重光, Higo tsuba
肥後金工 四方破扇透鐔  無銘:林二代重光, Higo tsuba
肥後金工 四方破扇透鐔  無銘:林二代重光, Higo tsuba
肥後金工 四方破扇透鐔  無銘:林二代重光, Higo tsuba
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