gallery陽 々y ouyou

JT1469 日輪千鳥透鐔

 

NEW

無銘：京透

鉄地丸形　角耳小肉　桃山時代

81.9mm×81.4mm×耳4.9mm（切羽台4.5mm）

上製桐箱入落込済

「無銘京透」として保存刀装具鑑定書付

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¥350,000

 

Kyo. Design of plovers and sun.

Momoyama period

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京透は、六代将軍足利義政の時代にはすでに存在していたことが、寛政七年(1795)の「本邦刀剣考」に記されています。京透かしと言えば、一般的には菖蒲八ツ橋、将軍草や梅樹などの雅なデザインを思い起こしますが、最初期のものは、尾張鐔のように左右シンメトリでやや薄く、細い半月形の櫃穴のあるものです。このようなデザインは絵風なものと平行して以後も踏襲され、京らしく繊細で貴族的な雰囲気のものになっていきました。この鐔は、上の部分は発生当初のシンメトリックな構成ですが、下半分には太陽と小さな千鳥をデザインして、動きのある華やかな構図にしています。このような図は大変、珍しく特別な注文であったとも思われます。鉄色も良く、大きくしかも保存状態も上々で、透かしには雰囲気があり、愛蔵に足る、楽しめる作品です。