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JT1336 唐草図左右餌畚透鐔
無銘:初代西垣勘四郎
鉄地木瓜形金布目象嵌 丸耳 江戸時代初期
79.3mm×76.7mm×耳3.7mm(切羽台4.5mm)
上製桐箱入落込済
「西垣」として保存刀装具鑑定書付
¥240,000
Nishigaki Kanshiro the first. Design of arabesques and feeding baskets
Early Edo period
NBTHK Hozon Tosogu Certificate as “Nishigaki”.
西垣勘四郎は平田彦三の門人で、細川三斎に随行して肥後八代に住みましたが、三斎没後は熊本に移り細川家の抱え工として活躍しました。慶長十八年(1613)生まれで林又七とは同じ年です。作風は林家のように謹直ではなく、種々の金属を使って自由度があり、高士の風格を備えています。この鐔は、鉄を使って、木瓜形の中に、左右に大きく餌畚を透かし、平地は控えめに唐草を金の布目象嵌にしています。平地と耳、透かしにも穏やかな変化があり、表面にはまだ、制作時の漆が残っています。縮れた茎のある、西垣独特の唐草象嵌は味わいがあり、この鐔をさらに魅力的なものにしています。
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