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JT1331 天地釘抜左右花菱紋透鐔
NEW
無銘:古正阿弥透
鉄地丸形金銀布目象嵌 角耳小肉 室町時代中期
79.7mm×78.4mm×耳5.2mm(切羽台4.8mm)
上製桐箱入落込済
「古正阿弥」として保存刀装具鑑定書付
¥280,000
Ko-Shoami. Design of Hanabishi and Kuginuki crests
Middle Muromachi period
NBTHK Hozon Tosogu Certificate as “Ko-Shoami”
古正阿弥の透鐔は、六代将軍足利義政の時代にはすでに存在していたと思われます。おそらく義政の好みで、将軍の傍に控えていた阿弥衆である正阿弥が最初に鉄の透鐔を作り、それに誘発されて京透が出現したと考えられます。丸形が一般的ですが、八つ木瓜のような優雅な形は、江戸期には肥後金工である林家や西垣家に引き継がれ発展していきました。
この鐔は、天地左右がシンメトリで、尾張鐔のようなデザインですが、透かしは繊細で雅であり、布目象嵌の加飾からも、古正阿弥の作品であると思われます。左右の櫃穴がやや細い半月形であることから、室町時代半ばの製作と思われます。奥ゆかしい鉄色、整った透かしと優雅な象嵌は魅力的で、古正阿弥の代表的な作品です。
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