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JT1316 菊花透鐔
無銘:京透
鉄地丸形 角耳小肉 室町時代後期
83.4mm×83.6mm×耳4.5mm(切羽台4.4mm)
上製桐箱入落込済
「京透」として保存刀装具鑑定書付
¥270,000
Kyo. Design of chrysanthemum.
Late Muromachi period
NBTHK Hozon Tosogu Certificate as "Kyo sukashi"
京透は、六代将軍足利義政の時代にはすでに存在していたことが、寛政七年(1795)の「本邦刀剣考」に記されています。京透かしと言えば、一般的には菖蒲八ツ橋、将軍草や梅樹などの雅びたデザインを思い起こしますが、初期のものは、尾張鐔のように左右シンメトリでやや薄く、細い半月形の櫃穴のあるものでした。このようなデザインは絵風なものと平行して以後も踏襲され、京らしく繊細で貴族的な雰囲気のものになっていきました。この鐔は京透としては定番の菊花のデザインですが、常に見かけるものと違って輝くような艶のある鉄色で透かしも繊細であり、魅力的で楽しめる作品です。
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