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JT116 菊花図鐔
無銘:二代志水甚五郎作
鉄地長丸形銀布目象嵌 丸耳 江戸中期
81.4mm×76.2mm×耳3.6mm(切羽台3.8mm)
上製桐箱入落込済
「甚五」として保存刀装具鑑定書付
¥360,000
Jimgo Shimizu the 2nd. Design of chrysanthemum.
Middle Edo period
NBTHK Hozon Tosogu Certificate as “Jingo”
志水二代甚五は、元和六年(1620)の生まれで宝永七年(1710)に91歳で没したことが志水家に残された位牌から判明しています。初代の仁兵衛とは55年間、共に生活したことから、最初は初代の影響を強く受けていましたが、やがて初代とは違った、やや優しく整った個性を発揮した作品を作るようになりました。残された作品はすべて無銘です。この鐔は、初代が考案した袋菊のデザインを、二代なりに発展させたもので、菊の花弁の縁には銀の布目象嵌が施されています。変化のある穏やかな働きの地鉄と、耳際から切羽台に向かっての緩やかな肉置きは、二代の個性を感じさせます。輝くような素晴らしい鉄色、大振りで欠点もなく、二代甚五の個性が発揮された愛蔵に足る名作です。
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