JT1102 四方雪輪透鐔

 

無銘:林 重光

鉄地長丸形 角耳小肉 江戸時代前期

80.8mm×78.1mm×耳5.0mm(切羽台5.3mm)

上製桐箱入落込済

「林」として保存刀装具鑑定書付

¥380,000

 

Shigemitsu Hayashi the second. Design of four snow rings.

Early Edo period.

NBTHK Hozon paper as "Hayashi". 

 

林重光は、名工又七の倅として​寛文七年(1667)に生まれて延享元年(1744)に没しています。制作時期は元禄から享保の頃で江戸文化が花咲いた時代と重なっています。「肥後金工録」には「概ね初代の掟に依るとはいえども至って雅趣あり。ゆえに精密の作ものは寧ろ乏し」とあり、通常は又七や藤八とは違った、やや歪みのある、どちらかといえば初代勘四郎に近い作風の作品を多く作りました。しかし、この鐔は、端正な丸形で、四方に透かされた雪輪はていねいで、透かし際は垂直であり、又七を彷彿とさせます。また、鉄色も輝きがあり、表面には微妙な働きもあって、父である又七に憧れて制作したものとも思われます。左右の櫃穴の形も又七近い印象です。造り込み、構図や鉄色など一流であり、重光の傑出した作品です。

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