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JT1065 三ツ桐図鐔

銘:熊谷義次

鉄地泥障形金銀布目象嵌 丸耳 江戸時代後期

66.9mm×61.9mm×耳4.2mm(切羽台4.3mm)

上製桐箱入落込済

「熊谷義次」として保存刀装具鑑定書付

 

¥160,000

Kumagaya Yoshitsugu. Design of three paulownias.

Late Edo period

NBTHK Hozon Tosogu Certificate as "Kumagaya Yoshitsune". 

熊谷義次と、その父あるいは兄と言われている熊谷義之は庄内の生まれで、江戸で肥後細川家に抱えられました。西垣家の五代勘左衛門と六代の四郎助は、江戸に上って義之の門人となっています。この熊谷の両工は江戸で肥後風のものを制作したことから、「江戸肥後」と呼ばれています。実際には肥後風のものは義次に多く見られ、在銘のものには見るべきものが残されています。この鐔は、まさに江戸肥後と呼ばれるにふさわしいもので、泥障形で土手耳は西垣か志水を思わせます。しかし、桐を写実的に薄肉彫にした所や軽い摺り剥がしをした金銀の布目象嵌は義次独自の感覚です。鉄色も良くていねいな仕事には魅力があり、在銘であることも貴重です。

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