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JT0114 四方瓢透鐔
NEW
無銘:林 藤八
鉄地木瓜形 丸耳 江戸時代中期
76.2mm×74.0mm×耳5.0mm(切羽台5.3mm)
上製桐箱入落込済
「無銘林藤八」として保存刀装具鑑定書付
¥330,000
Tohachi Hayashi the 3rd. Design of four gourds.
Middle Edo period.
NBTHK Hozon Tosogu Certificate as “Mumei Hayashi Tohachi”
林藤八は有名な初代林又七の孫として享保八年(1723)に生まれて寛政三年(1791)に69歳で没しています。三代は又七の作風を墨守して謹直な作品を多く造り、かつては父の重光より名声が高かったとも言われています。在銘の鐔は「林又七三代目 林藤八作」と記した、御紋透が1点と「房吉作」の若銘が若干残るのみです。作品は、江戸時代中期の時代性でやや小ぶりなものが多く、どれも誠実な仕事で平均点が高いのが特徴です。この鐔は、端正な木瓜形で、四方に均整の取れた瓢箪を透かしています。透かし際もていねいで格調が高く、上下の瓢箪の大きさを微妙に変えてバランスを取っている所は、林又七を彷彿とさせます。保存状態も抜群で、やや赤味を帯びた輝く鉄色は魅力的で、藤八の個性が発揮された名作です。
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