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CK27 古染付獅子図小盤
明末 17C
高さ29〜32mm×径130〜134mm
時代杉箱入 木札風呂敷付
¥350,000
Blue and white porcelain five small dishes with lion, Jingdezhen ware
Ming dynasty (17th century)
明王朝が衰退し、清王朝が安定するまでの時期は景徳鎮には官窯がなくなり、自由な発想の焼き物が生まれました。その中でも日本からの注文によって輸出されたものを特に「古染付」と呼んでいます。この頃日本では茶の湯の盛行で、やや歪みのある器が好まれました。この小さな皿は景徳鎮の伝統的な薄手の造りで、口辺には虫喰が見られます。見込みには植物のような文様の上に羽のようなものと獅子が描かれています。文様や獅子はそれぞれ、別人が描いたようで異なった個性が見て取れます。これは、一期一会の侘茶の考え方に合わせたものと思われます。コバルトの色も焼き上がりも最高で、高台には印があることから、祥瑞の作品の工房製であることが想像できます。天啓の早い時期の高級品であると考えられます。
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