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CK25 古染付波文盤
NEW
明末 17C
27~28mm×139~141mm
上製杉箱入 木札風呂敷付
¥420,000
Blue and white porcelain six dishes with wave, Jingdezhen ware.
Ming dynasty (17th century)
明王朝が衰退し、清王朝が安定するまでの、天啓崇禎時期は景徳鎮には官窯がなくなり、その代わりに自由な発想の焼き物が生まれました。その中でも日本からの注文によって輸出されたものを特に「古染付」と呼んでいます。この頃日本では茶の湯の盛行で、やや歪みのある器が好まれました。この皿は、見込みに青海波をアレンジした波文とその周りには七宝繋、紗綾形、菱文、橘や引手などの日本の伝統的な文様で埋め尽しています。高台には「大明成化年製」とあり、名器が作られたブランドであった明代最盛期の「成化」の年号が書かれていますが、これも古染付の面白いところです。染付の、自由でスピード感のある筆致は魅力的でほのぼのとした味わいもあります。日本では、当時はこのような器が好まれ、大量に輸入されたのでしょう。6枚セットは貴重であるばかりか、味わい深く、楽しめる作品です。
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