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CK20 祥瑞梅樹文花弁形盤 七枚組
明末 17C
高さ30〜34mm×径143〜151mm
時代桐箱入 木札風呂敷付
¥600,000
Blue, white and copper porcelain dish with plum tree, Jingdezhen ware
Late Ming dynasty (17th century)
明王朝が衰退し、清王朝が安定するまでの、天啓・崇禎時期の景徳鎮には官窯がなくなり、自由な発想の焼き物が生まれました。その中でも日本からの注文によって輸出されたものを「古染付」と呼び、特に上手で、幾何学文様などを細かく描いた精緻なものを「祥瑞」と呼んでいます。この皿はまさに祥瑞の典型的なもので、草花、青海波や紗綾形などを渦状の帯に描き、花形にした中心には開花した梅樹を描いています。口辺には鉄釉で彩っています。裏面に文様はありませんが、5枚には祥瑞にまま見られる印を描いています。上がりも良く、捻りを加えた花弁形も好ましく、初期の古祥瑞と呼ばれる作品です。7枚中、3枚は時代の貫入があり、金継ぎ直しをしていますが、それも味わいがあります。祥瑞の揃物は珍しく貴重です。
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