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C198 鈞窯青磁紫班文花口瓶
元 13C
高さ186mm×径112mm
上製桐箱入 木札風呂敷付
¥1,200,000
Celadon vase with purple point and flower motif mouth, Jin ware
Yuan dynasty (13th century)
鈞窯は、北宋の五代名窯のうちの一つで、河南省禹県の広範な地域で焼かれました。北宋時代に宮廷で使われる植木鉢や水盤といった大きな容器が起源であり、碗や瓶などの小形の器は金の時代から作られるようになりました。その魅力は何と言っても、緑色の藁灰釉を下地に、青、赤や紫の変幻自在な窯変による色彩の変化です。この瓶は、素晴らしい藁灰釉青磁の上に銅を使って見事に紫色を発色させたもので、大変、珍しい花形の口を持っています。不透明な釉調や口辺の色合いは典型的で、高台の形と土の色合いから、禹州で製作された鈞窯の製品で、元代のものと思われます。近年、鈞窯のコピーがたくさん出回っていますが、このようなマットな釉調は再現できていません。保存状態も最高で、楽しめる作品です。
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