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C116 磁州窯黒釉白堆文水注
NEW
北宋〜金 12C
68mm×79mm
上製杉箱入 木札風呂敷付
¥240,000
Black water dropper with white lines, Cizhou ware
Northern Song〜Jin dynasty (12th century)
磁州窯は北宋時代以降、中国北方の広大な地域で盛んに焼かれた民窯の総称です。最初は、1920年に河北省鉅鹿から井戸掘りの工事中に発見されました。また、1957年から行われた磁県の観台窯、冶子窯と東艾窯址の発掘調査により、磁州窯の輪郭が判明しました。この水注は、器形を製作した後、チューブ状の道具で白土を出して線を付け、黒釉を掛けて焼成したものです。黒釉が流れて白線が現れ印象的なデザインになっています。このような技法の器は観台窯からも多く発掘されています。高台で観察できる灰色の土は観台窯発掘の陶片と酷似していて観台窯の製作とも思われます。釉薬の調子も良く完存の好品で、小ぶりで掌に入る愛らしい器です。
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