JT979 老松図鐔

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無銘:三代志水甚吾永次

鉄地木瓜形銀布象嵌 角耳小肉 江戸時代中期

73.1mm×67.2mm×耳3.7mm(切羽台3.3mm)

上製桐箱入落込済

「甚吾」として保存刀装具鑑定書付

 

売約済

 

Jingo Shimizu the 3rd. Design of old pine tree.

Middle Edo period

NBTHK Hozon paper “Jingo”. 

 

志水三代甚五は元禄四年(1691)生まれで、安永六年(1777)に没しています。二代勘四郎の弟子になり熊本で修行しました。72歳頃までは「甚五」と銘を切り、晩年には「甚吾」と銘を切りますが、ほとんどの作品は無銘です。これは端正な木瓜形で浅い土手耳を鋤残した造り込みで、表裏の地面いっぱいに老松を、耳には甚吾独特の羊歯文を、鋤下げと摺り剥がした銀布目象嵌で描いています。やや低くした地には何とも言えない味わいのある変化があり、抽象化された老松に生命感を与えています。また、輝きのある鉄と黒くなった銀が幽玄で高尚な雰囲気を醸し出しています。茎穴の上下に開けられた丸い穴から三代甚吾の作品であることがわかります。鑑賞していて飽きることのない愛玩に足る名作です。

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