JT3 古瀬戸灰釉弦文瓶子

 

鎌倉中期 13世紀

193mm×305mm

上製桐箱入 木札風呂敷付

 

売却済

 

Koseto ware. Vase with two horizontal grooves

 

古瀬戸とは12世紀末、中国の越窯や高麗青磁に憧れて始まったものと言われ、鎌倉中期から始まり室町時代に至っています。これは、肩が張り下部を絞った典型的な古瀬戸前期様式の瓶子であり、酒を注ぐ容器として使われたことが、防府天満宮の「松崎天神縁起絵巻」によって知られています。このような瓶子は高位の貴族の注文によって作られたものと思われます。この瓶子は口辺には欠けがあるものの、釉薬も完存で、肩の降りものには味わいがあり魅力的です。肩張りの器形は緊張感があり、二組の三条の筋が全体をさらに引き締めています。大正の中頃に瀬戸細倉古窯から出土した一対の瓶子とほとんど同一の作柄で古瀬戸瓶子の代表的な作品です。