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JT1390 雨龍図鐔
NEW
無銘:三代志水甚吾永次
鉄地長丸形 丸耳 江戸時代中期
74.4mm×70.3mm×耳5.0mm(切羽台5.3mm)
上製桐箱入落込済
「無銘甚吾」として保存刀装具鑑定書付
¥280,000
Jingo Shimizu the 3rd. Design of rain dragon.
Middle Edo period
NBTHK Hozon Tosogu Certificate as “Mumei Jingo”.
名工と呼ばれた志水三代甚五は、元禄四年(1691)生まれで、安永六年(1777)に没しています。二代勘四郎の弟子になり熊本で修行しました。72歳頃までは「甚五」と銘を切り、晩年には「甚吾」と銘を切っていますが、ほとんどの作品は無銘です。これは長丸形で、平地には木瓜形を作ってその外側を土手耳にしています。有機的な形の宝珠形と呼ばれる櫃穴は志水派の特徴です。その土手耳を巡るように、甚吾独特の個性ある雨龍は金銀の布目象嵌で装飾し、裏には自由な筆致で文字を彫っています。輝くような艶のある緻密な鉄色は魅力的で、さらに槌目を打って変化を付けています。甚吾の個性が溢れた、この鐔は愛玩に足る名作です。
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