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JT1009 左右蕨手透蔦図鐔

 

NEW

無銘:西垣二代勘四郎永久

鉄地六つ木瓜形金銀布目象嵌 丸耳 江戸時代中期

82.1mm×74.6mm×耳3.2mm(切羽台3.8mm)

上製桐箱入落込済

「西垣」として保存刀装具鑑定書付

¥370,000

 

Nagahisa Nishigaki the second. Design of Warabite & ivy.

Early Edo period. 17C.

NBTHK Hozon Tosogu Certificate as “Nishigaki”. 

 

 

西垣二代勘四郎は、寛永十六年(1639)に生まれ享保二年(1717)に没していて、活躍期は元禄時代が中心です。14歳のときに藩命で後藤顕乗の弟子となり、24歳で皆伝を得て肥後に帰っています。お礼奉公も含め、11年間、正式に後藤家で学んだこともあり、作風は高尚で緻密なものが多いのですが、有名な在銘の田毎月図鐔のように、初代のような自由で奔放な作風のものも製作しています。この鐔は、整った六つ木瓜形ですが、珍しく、初代のように焼き手をかけていて、平地に変化を付けています。そして、それとは反対に蔦の象嵌は緻密で高い技術を見せています。二代永久ならではの感覚で、元禄時代に流行した琳派のような装飾性を持っています。造形も素晴らしく、重厚でありながら、緻密で格調が高く得難い雰囲気を持った名作です。

Nishigaki Kanshiro Tsuba, Higo Kinko
Nishigaki Kanshiro Tsuba, Higo Kinko
Nishigaki Kanshiro Tsuba, Higo Kinko
Nishigaki Kanshiro Tsuba, Higo Kinko
Nishigaki Kanshiro Tsuba, Higo Kinko
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